日本産業新聞(2002.3.7)



ダブル・ワークス 会員管理を代行
学術団体向け 依頼書など郵送

 学術団体の会報誌編集や会員名簿管理代行のダブル・ワークス(大阪府堺市、難波美都里社長、072・222・8244)は学術団体を対象にした会員管理代行事業を始めた。銀行口座やクレジットカードによる会費引き落とし依頼書を学術団体の会員に配付・収集するほか、会費の受け入れ先となる学術団体の銀行口座を管理する。
 学術団体の会費徴収業務は会員が持ち回りで行うケースが多く、会員は会費を団体の口座に振り込むのが一般的。業務を担当する会員にとっては、入金管理や督促に手間がかかる。
 ダブル・ワークスは学術団体の代わりに、ファクタリング会社やクレジットカード会社に会費の徴収を依頼する。引き落とし依頼書をファクタリング会社などから受け取り、会報誌などと一緒にして会員に郵送する。依頼書はダブル・ワークスがまとめてファクタリング会社に送る。
 ファクタリング会社などが集めた会費は、ダブル・ワークスが管理する学術団体の銀行口座に送られる。同社は口座への送金状況を見て、会費支払いが遅れている会員には電話や郵便などで支払いを督促する。集まった会費は年度の始めにまとめて学術団体が持つ別の口座に振り込む。
 料金は会費総収入の10−15%。すでに二団体と契約した。学術団体は全国に約五千あるといい、当面、百件の受注を目指す。