日本養液栽培研究会|Hydroponic Society of Japan

農林水産省・園芸学会・(社)日本施設園芸協会・北海道 後援(予定)

第67回日本養液栽培研究会・北海道大会のお知らせ

テーマ:これからどう取り組む ビジネスとしての養液栽培

 北海道における農業は,これまで土地利用型農業を主体に展開してきましたが,単位面積当たり収益は決して高いものではなく,大規模に展開することで経営が成り立ってきました.一方,養液栽培(植物工場)では,単位面積当たり1,000万円を超える売上げもめずらしくありません.植物工場の最先端を行くオランダでは,土から離れた栽培と精密な地上部環境調節を行うこと(植物工場)でこの30年間に施設栽培での生産性を急速に拡大してきました.

 北海道におけるこれからの新しい農業形態として,養液栽培(植物工場)は大きな可能性があります.経営の転換や複合化,新規就農を目指す人々,さらには冬期間の所得確保を図ろうとする意欲ある人々の間では,高収益が期待できる養液栽培(植物工場)に取り組む機運も芽生えてきています.

 こうしたことから,北海道のみならず日本全国の意欲ある皆さんの今後の取組の一助となるよう,成功事例に関する講演のほか北海道における取組事例等を紹介する研究・交流会を開催します.儲かる養液栽培の確立に向けた大会となることを期待していますので,ご参加をお待ちしております.

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期日

平成22年
10月7日(木) 養液栽培入門講座・研究会
10月8日(金) 現地見学会

会場

札幌北広島クラッセホテル
北海道北広島市中の沢316-1(TEL 011-373-3800)

日程

10月7日(木)

養液栽培入門講座
8:30 受付
9:00~10:00 養液栽培の基礎・用語の解説
10:00~10:50 養液栽培の理論I
10:50~11:40 養液栽培の理論II
研究会
12:00 受付
12:30~12:50 来賓挨拶
12:50~13:35 基調講演I
「植物工場‐その科学的栽培技術がビジネスを成功させる‐」
千葉大学客員教授、大阪府立大学名誉教授・客員教授 池田英男 技術士
13:35~14:20 基調講演II
「カクテルトマトの養液栽培で1,800万円/10a超の売上げ実現」
(有)グリーンステージ大平 代表取締役 飯田智司 氏
14:20~14:40
「日本における養液栽培の現状と課題」
三重県農業研究所園芸研究課 主任研究員 日本養液栽培研究会運営委員 礒崎真英 氏
14:40~15:00
「北海道における養液栽培の現状と課題」
北海道農政部食の安全推進局農産振興課 主幹 江口祐子 氏
15:00~15:15 休憩
15:15~15:45
「北海道公社型養液栽培システム実証展示施設の取組‐日本のオランダ目指して‐」
(財)北海道農業開発公社審議役 奥田晋一 氏
15:45~16:15
「四季成りいちごの種苗供給について」
北海三共株式会社 植物バイオ部長 鈴木智雄 氏
16:15~16:45
「流通サイドから見た野菜生産」
フーズバラエティすぎはら 取締役店長 日本野菜ソムリエ協会 野菜ソムリエ 杉原俊明 氏
18:00~20:00 懇親会
20:00~21:30 分科会
1. 養液栽培の経営事例I(トマトから葉菜類生産へ)
(有)おさつフロンティアファーム 取締役相談役 木滑康雄 氏
2. 養液栽培の経営事例II(いちご生産)
(有)アージュ 代表取締役 杉山淳哉 氏
3. 養液栽培の経営事例Ⅲ(いちご苗生産)
JAそらち南 野菜花き課 課長補佐 岩﨑慶司 氏

10月8日(金)

現地見学会(バスで移動)
8:00 札幌北広島クラッセホテル 出発
10:00~11:00 (財)北海道農業企業化研究所施設 (浦臼町)
  • 太陽光・人工光温室
  • 普及型養液栽培施設
  • 季間氷蓄熱空調システム、アイスシェルター
12:30~13:30 北海道公社型養液栽培システム実証展示施設 (由仁町)
  • 5社・7システムによるいちご・トマトの栽培
  • 各システムを一堂に会した展示ハウスの設置
14:00~15:00 (有)アージュ いちご生産施設 (安平町)
  • 一季成り品種によるいちごの周年栽培
新千歳空港経由札幌北広島クラッセホテル行き
15:30 新千歳空港着(解散)
16:10 クラッセホテル着(解散)
JR札幌駅行き
17:00 JR札幌駅着 (解散)
(交通事情などで到着が遅れる場合があります.お帰りの列車・飛行機等は余裕を持って予約してください.)

参加費

内訳

会場使用料等 3,000円 資料代 1,000円 宿泊費 9,000円
懇親会費 7,500円 現地見学バス代 2,000円 現地見学昼食代 1,500円

※参加費は,上記A~J以外はお受けできません.ただし,E~IとJの組合せはお受けします.

※前日の宿泊は,参加者各自で手配してください.なお,(株)農協観光北海道支店でも紹介が可能ですので利用してください.

その他

  • 北海道大会は,会場の都合等により定員を150名(先着順)とさせていただきます.定員超過の場合は,参加いただけない方のみに連絡します.なお,見学会へのバス以外での参加は,お断りします.
  • 諸般の事情により内容等が変更になる場合もありますので,あらかじめご承知ください.
  • 大会初日の昼食は各自でお済ませください.

問い合わせ先

第67回日本養液栽培研究会・北海道大会実行委員会事務局
(北海道農政部食の安全推進局農産振興課内 担当 江口祐子、牧野充)
〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
TEL 011-204-5436(直通) FAX 011-232-4132

会場への交通

車でお越しの場合

  • 新千歳空港から約30分、・JR札幌駅から約30分、・道央道北広島ICから約10分

JRでお越しの場合

  • JR新千歳空港駅から快速エアポートで北広島駅まで約20分
  • JR札幌駅から快速エアポートで北広島駅まで約16分
  • JR北広島駅からタクシーで約8分
  • JR北広島駅からホテル間の無料シャトルバスで約10分
    北広島駅西口発 朝:7:40、8:25 昼:10:55、11:20

*詳細は札幌北広島クラッセホテルのHPで確認してください.

参加申込方法

別紙,北海道大会参加等申込書に必要事項を記入の上,8月31日(火)までに次の送付先にファックス又は郵送にてお申し込みください.また,参加費等の振込は,(株)農協観光より請求書を送付いたしますので,9月24日(金)までに下記口座へお振り込みください.9月25日(土)以降の変更・取り消しについては,一切ご返金いたしませんので,あらかじめご了承ください.振り込み手数料は参加者負担となります.
なお,部屋割り等は事務局に一任をお願いします.

申込書をダウンロード PDFWORD

申込書送付先

〒060-0004
札幌市中央区北4条西1丁目1北農ビル1F
(株)農協観光 北海道支店
TEL 011-222-1151 FAX 011-222-0765
(担当 天野,川村)

参加費等振込口座

北海道信連 本所 普通預金 1021104
(株)農協観光 北海道支店

(※振込人氏名の前に「ヨウエキ」をご記入ください.例:ヨウエキ ホッカイドウ タロウ)

企業展示

10月7日9:00から17:00に研究会会場入り口付近で養液栽培関連の企業展示を行います.出展の問い合わせは,大会実行委員会事務局にお願いします.なお,申込は,別紙参加等申込書で8月31日(火)までにファックス又は郵送で申し込んでください.展示料は20,000円です.おって,企業展示の設置は8:00から行います.

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