平成25年度 学生の声

〈看護学類1年生〉 藤本 奈那

 大阪府立大学に入学して1か月がたち、初めて登校したときに抱いていた不安も少しずつ消え始め今は新しくできた友達と毎日充実した日々を過ごしています。

 私たち1年生は週に2日、中百舌鳥キャンパスで初年次ゼミナールと教養科目などをほかの学域の人たちと受講しています。特に初年次ゼミでは少人数で講義を進めていくので自主的な発言が要求されますが、色々な価値観を持つ人たちと議論をすることでお互いに刺激になり、新しい考え方に気づかされます。そこでは看護の知識だけでなく幅広い教養が身に付くので人間性が豊かになると思います。

 また私たちは羽曳野キャンパスで看護職になるのに必要な専門的な科目を勉強しています。今までとは違い自主的に勉強することを求められ、内容も難しいので時々ついていくことに不安を感じることもありますが、不安を感じているといつも先輩方は自身の経験から色々なアドバイスをくださいますし、先生方も私たちの不安や悩みをきいて、いつも支えてくださいます。また羽曳野キャンパスには静かで落ち着いた雰囲気の図書センターがあり、そこには豊富な看護に関する文献があるのでいつも利用しています。

 大学生活はまだ始まったばかりなのでまだまだ分からないことが多いですが、サークルや学園祭などの学校行事を楽しみつつ、新しい環境で新たに出会った仲間とお互いに刺激しあい成長しながらこれからの4年間を過ごし、看護職として社会に出ていけるように日々の勉強を頑張っていこうと思います。

〈看護学類2年生〉 水口 拓馬

 大阪府立大学に入学して、早くも1年が過ぎました。本当にあっという間で、もう後輩が入ってきたことに、少し戸惑っています。とうとう先輩になったんだなあ、と噛みしめながらも日々、勉強、遊び、バイトなど、メリハリのある充実した生活を送っています。

 入学当時、僕は、同期にどのくらい男子がいるだろうか?気の合う友達はできるだろうか?と、心配になることもありました。しかし、僕の学年は運がよく、男子が20名近く入学し、とても過ごしやすい環境となり、キャンパスライフを楽しんでいます。そんな風に友達と楽しんでいくなかで、勉強の方では、1年生の時に比べて、格段に授業が専門的となり、より看護に必要不可欠な授業が増えてきて、その度に、自分の中でのモチベーションが上がっていくのがわかります。その中でも特に、患者の介助などの技術演習では、実際に看護を行うように練習していくので、よりモチベーションが上がります。

 そもそも僕が看護師になりたいと思ったきっかけは、部活中に怪我を負ったチームメートへの応急手当が始まりでした。自分で、万が一に備えて覚えておいた知識が他人の役に立ち、喜んでもらえたことで感動したことから始まり、苦しんでいる人の役に立ちたい、という初心を忘れないようにしながら、大学の仲間達と、切磋琢磨し、刺激し合いながら技術、知識を蓄えています。

 看護師は人を対象とする仕事です。大学生活では、技術、知識だけではなく、自分の専門外の人の話を聞いたり、先生や先輩達と話したりすることで、たくさんの価値観に触れることができ、自分の世界観が広がっていくのが実感できます。これから大学で経験することを、将来患者さんに最高の形で提供できるように、たくさんのことを吸収していきたいと思っています。

〈看護学部3年生〉 高木 明衣

 今年で大阪府立大学看護学部に入学して3年目を迎えました。入学当時は看護師になるとはどういうものなのかと漠然としたものでした。1年生では人体や看護の基礎を、2年生では看護技術や看護計画の立案というように学年が上がるごとに専門的な学びも多くなり、自分が本当に看護師を目指しているのだと実感するようになりました。そして2年生の後期に初めて患者さんを受け持たせていただいて病院での実習をしましたが、そこでこれまで学んできたことがすべて患者さんに繋がるということ、型にはまった看護ではなく患者さん一人一人に合わせた看護を提供しなければならないことを実感しました。また生活面では、初めは一人暮らしで不安もありましたが、アドバイザーグループの先輩方や先生方からアドバイスを受けたことで安心して過ごすことができました。

 看護学部は他学部に比べ学ぶことも多く大変ではありますが、アルバイトとの両立やサークル活動、ボランティアに参加し、充実した学生生活を送っています。特にサークル活動では他学部とのつながりもでき、交友関係を広めるとともに多くの人と関わることで新たな考え方や価値観、世界を知ることができました。

 今後は、後期から始まる実習に向け学びを深め、また就職にむけて自分が看護師としてどうありたいか、どの分野を専門的に学んでいきたいかを実習を通じて考えていきたいと思います。

〈看護学部4年生〉 愛川 佑佳

 大阪府立大学に入学し、3年間が過ぎました。振り返ると本当にあっという間だったなと感じます。それと同時に、とても充実していた3年間だったとも感じます。入学したころは、看護について何も分からないし、自分が看護師をめざすという実感も正直あまりありませんでした。授業もなんとなく受けているだけでしたが、学年が上がるにつれて専門的な授業や演習も増えてきて、少しずつではありますが、看護師をめざすことへの実感が芽生えてきたように思います。3年生の後期からは実習が始まりました。最初は病院や施設にいることにさえ慣れず、家に帰ってからも記録に追われ大変な毎日でした。それでも患者さんからありがとうと言われると、すごくやりがいを感じ看護師をめざしてよかったなと思うことができました。

 看護学部のみんなは本当に仲が良く、将来看護職をめざすという同じ目標をもっているので、一緒に勉強をしたり、実習中にはお互い励まし合ったりと、とてもいい関係が築けています。素敵な友達や先生方と出会え、看護についても充実した学びを得ることができ、本当に恵まれた環境にいるなぁと日々感じています。4年生になってからの学生生活は、実習、総合研究に就職活動、2月には国家試験と、看護師になるためにやるべきことがたくさんあり、忙しい1年となりそうです。夢である看護師となるため最後まで努力を続け、学業も遊びも充実させた素敵な1年にしたいと思います。

〈看護学部2年次編入生〉 芝地 智子

 私は、6年ほど社会人として勤めてから2年次に編入しました。この年齢で再び、興味・関心のある勉強に自分の時間を費やせる環境にいることは、とても「贅沢なこと」だと感じています。とはいえ、入学してからの一年間は1、2年次生分の科目を履修するため、空いている授業時間ほぼありません。大学は問題意識を持って深堀りしようと思えば、いくらでもできる場です。文献も充実している環境にいるにも関わらず、授業や日々の課題に精一杯でなかなかそれらに手を伸ばすことができずジレンマを感じたこともあります。また、基礎科目を修了しないうちに応用科目を受講するため、当初は授業についていくことが難しかったです。そんな中でもどうにかやってこられたのは、やはり「贅沢な時間」であることを日々実感するからだと思います。そして、編入生同士での支え合いや、先生方の熱心なご指導と温かいサポート、そして現役学生からのサポートのおかげです。はじめは、自分と10歳程も年の離れた人たちとの関わりに不安を覚えたこともありましたが、実際に現役学生と話すことで刺激を受けることもあり、とても感謝しています。また、編入生同士でも学年を問わず交流できる機会が設けられており、多種多様なバックグラウンドをもつ人と話をしたり、情報や思いを共有したり、相談し合う大切な時間となっています。編入生の中にはアルバイトやサークル活動、さらには家事・育児と両立させている人もいます。決して容易なことではないですが、周囲の協力を得、時間をやりくりしながら頑張っています。「学びたい」という今の気持ちを大切にして、ぜひ受験してくださいね。

平成24年度 学生の声

看護学類1年生 武村 萌香

 私たちがこの大阪府立大学に入学してから、早くも一ヶ月が経ちました。未知なる大学生活に抱いていたたくさんの不安も少しずつ消え、新たにできた友達と毎日笑いあい、刺激しあいながら、充実した日々を送っています。

 私たち一年生は週に2日中百舌鳥キャンパスで、一般教養や初年次ゼミなどを他学域の人たちと一緒に受講しています。看護の専門的な知識だけでなく、より幅広い教養が身につくことで豊かな人間性を養えたり、学域を超えた友達がたくさんできたりするのが嬉しいです。また、今年度から大阪府立大学は、学部・学科制から学域・学類制という、各分野の枠組みを取り払った新たな教育制度に変わりました。将来同じように医療現場で働くことになるであろう、同じ地域保健学域の人たちと共に授業を受けられるこの制度は、大阪府立大学の、他とは異なる魅力のひとつであると実感しています。

 そして、普段私たちは羽曳野キャンパスで、生命の尊重を基盤とする看護の専門的な知識を学んでいます。高校の時とは違って自主性を求められる部分が多く、内容も難しいことばかりで不安に感じたり悩んだりもしますが、同じ夢を持つ仲間たちと共に協力しあい、日々互いに高めあっていくつもりです。

 大学生活はまだ始まったばかりで、わからないことだらけですが、サークルや学校行事などあらゆることを楽しみながら色々な面で成長し、将来の夢である看護師への道を、少しずつでも歩んでいけたらと思います。

看護学部2年生 岡本 恵実

 大阪府立大学に入学してから1年が経ち、2年目を迎えました。2年生になった今は学生生活にも慣れ、毎日勉強やバイトを頑張って、休日に友達と遊んだり旅行をするといった日々を送っています。私はとても充実した生活だと感じています。 大阪府立大学の看護学部には、2年次編入生さんを含め130人を超える学生が同じ学年にいます。2年生になってグループワークが増え、いろんな人と接する機会が増えました。いろんな人の話を聞く中で自分の世界が広がっていき、そこから多くの考え方を知ることができるのはとても楽しいです。看護師には患者さんに共感することが求められ、また看護師同士の連携も欠かせません。だからこの多くの人に接することのできる環境は、私の将来につながっていると思います。

 また、この大学にはアドバイザーという制度があり、先輩や後輩や先生とお話する機会もあります。勉強に関する相談に乗ってもらったり、実習でのお話を聞いたりするのはとても楽しいです。

 私には目標とする看護師像があります。それは患者さんとたくさん会話できる看護師です。患者さんの中には緊張なさる方や遠慮される方もおり、質問をしても本当の答えが返って来ない場合があるそうです。実習で見た看護師さんは患者さんと会話をし、その中で患者さんが質問に答えやすい環境を作り、さりげなく質問をしていました。私もこんな看護師になりたいと思いました。そのために、大阪府立大学で勉強に励み、多くの人と接し、自分を成長させたいと思います。そしていろんな患者さんと会話ができるように、遊んだり旅行をしたり、たくさんのことを経験したいと思っています。

看護学部3年生  荒牧 祥子

 大阪府立大学看護学部で学び始めて3年目を迎えました。すでに大学生活の半分を終えたことに驚きつつも、充実した時間を過ごしてきたからこそ、このように感じるのだろうと思っています。私は助産師になりたいと考えていたので、看護師、保健師の他に、助産師を目指すためのカリキュラムのある本学を選びました。他にも設備が充実しているなどの理由がありますが、決め手になったのはオープンキャンパスで見た先輩方の姿です。真剣に技術練習に取り組む先輩方の姿はきらきらと輝いていて、「忙しいけど毎日楽しいよ」と素敵な笑顔を見せてくださり、私もここで学びたいと思いました。入学してからは様々な不安がありましたが、アドバイザーという縦割りのグループ制度があり、先輩や担当の先生が親身になって相談に乗ってくださり、心強く感じたのを覚えています。学年が上がるにつれて授業内容はより専門的なものになり、難しいと感じることが多くなりましたが、みんなが同じ方向に目標を掲げて努力しているので、お互いに刺激し合いながら頑張り続けることができています。今では入学当初よりも助産師になりたいという気持ちが強くなってきました。学業だけではなく、アルバイトをしながらでも遊ぶ時間も作り、めりはりのある本当に充実した日々を過ごしています。これからも知識や技術を身につけながら、大学生の今にしかできないことをたくさん経験して、将来につながるように成長していきたいです。学びたいことを学べる環境に感謝しながら、一日一日を大切にこれからも頑張っていこうと思います。

看護学部4年生 服部 桃子

 大阪府立大学看護学部の魅力をひと言で言うと、“自分で考える力”を鍛えることができるところだと思います。看護は想像以上に深く、難しいものです。私も実習では壁にぶち当たり、頭を抱えることもあります。だからこそ、“自分で考える力”が大切だと思います。私が本学に入学してから3年が経ちました。1・2年生は学校の講義が中心で、看護との繋がりが感じられず、不満に思うこともありましたが、実習に行って、1年生からの学習の積み重ねが“自分で考える力”を養っていると気付くことができました。また、3年生後期から本格的に始まる実習では、睡眠不足が続いたり、緊張したり、自分の不甲斐なさに悔しい思いをしたりしますが、患者さんとの触れ合いや貴重な経験があり、実習は自分の看護観に大きな影響を与えてくれると感じています。また、自分の感じた想いや学びを学生同士で共有できるのは実習の醍醐味でもあり、先生方も気さくで、学生主体で考えることを手伝ってくれるので、すごく恵まれた環境で、看護を学ぶことができると思います。

 看護職は人を対象とする職業であるため、学生生活では勉強だけじゃなく、たくさんの経験をして、様々な価値観に触れることが、自分の看護の幅を広げることができると感じています。また、学年があがるごとに忙しくなりますが、同時に楽しくもなります。私も4年生となった今は、看護師・保健師の学習に加えて、助産師の学習もしていて、毎日がとても忙しいですが、今が一番楽しく、充実した毎日を送っています。学生生活も残り1年ですが、色々な経験をし、来春には「大阪府立大学で学んだ!」と胸を張って、助産師として活躍していきたいです。

看護学部2年次編入生 芝池 智子

 私は、6年ほど社会人として勤めてから2年次に編入しました。この年齢で再び、興味・関心のある勉強に自分の時間を費やせる環境にいることは、とても「贅沢なこと」だと感じています。とはいえ、入学してからの一年間は1、2年次生分の科目を履修するため、空いている授業時間ほぼありません。大学は問題意識を持って深堀りしようと思えば、いくらでもできる場です。文献も充実している環境にいるにも関わらず、授業や日々の課題に精一杯でなかなかそれらに手を伸ばすことができずジレンマを感じたこともあります。また、基礎科目を修了しないうちに応用科目を受講するため、当初は授業についていくことが難しかったです。そんな中でもどうにかやってこられたのは、やはり「贅沢な時間」であることを日々実感するからだと思います。そして、編入生同士での支え合いや、先生方の熱心なご指導と温かいサポート、そして現役学生からのサポートのおかげです。はじめは、自分と10歳程も年の離れた人たちとの関わりに不安を覚えたこともありましたが、実際に現役学生と話すことで刺激を受けることもあり、とても感謝しています。また、編入生同士でも学年を問わず交流できる機会が設けられており、多種多様なバックグラウンドをもつ人と話をしたり、情報や思いを共有したり、相談し合う大切な時間となっています。編入生の中にはアルバイトやサークル活動、さらには家事・育児と両立させている人もいます。決して容易なことではないですが、周囲の協力を得、時間をやりくりしながら頑張っています。「学びたい」という今の気持ちを大切にして、ぜひ受験してくださいね。

平成23年度 学生の声

看護学部1年生 田淵 奈都子

 大阪府立大学に入学して1ヶ月、当初は不安ばかりだった大学生活にも少しずつ慣れ始め、充実した毎日を送っています。大学での講義は、1年生の前期ではまだまだ一般教養のような内容ばかりですが、少しずつ専門的になっていくそうで、そのことをとても楽しみに思っています。内容は難しい時もありますが、自分ですすんで学びたかったことなので意欲を持って取り組むことができますし、1つ1つの講義の度に、看護や生命、人間についてなど、深く考えさせられる機会があり、知識だけでなく自分の考え方とも向き合うことができます。わからないことは、同じ看護学部の友人たちと相談しあって一緒に考えたり、図書室に豊富にある看護に関する本を利用して自分で調べたり、授業後やオフィスアワーに先生方の研究室で気軽に質問できることが本学の特色です。また、この羽曳野キャンパスは、静かで落ち着きがあり、勉学に集中しやすい環境が整っていると思います。 もうひとつの魅力は大阪府立大学に通う学生たちです。同じ学部の先輩方は、自身の経験から様々なアドバイスを下さいますし、中百舌鳥キャンパスを含む他学部の先輩方も気さくで楽しく、私たち新入生にとても優しく接してくださいます。その週に一度の中百舌鳥キャンパスでは、様々な学部の様々な考え方に触れることでいい刺激になり、自分の世界が広がっていくように感じています。

 新しい環境で、新しい仲間に出会う中で、新しい自分を発見し、これからの4年間に大きな希望を抱いています。専門的知識だけでなく、この大阪府立大学で多くのことを吸収し、自分という人間を高めていきたいと思います。

看護学部2年生 滝原 彩花

 何もわからず、不安と期待を抱いて入学したあの頃から1年が過ぎ、2年生となった今、少しずつですが自分の夢に近づけているような気がします。少しでも人の役にたてる人になりたい、手助けできる人になりたい、と思い私は大阪府立大学看護学部に入学しました。この大学は、看護師の他に助産師、保健師を目指せるカリキュラムがあります。様々な授業を受け、たくさんの実習を通して自分が将来どの道に行きたいのかを選択できるのです。 また、アドバイザーという制度があり、各学年の生徒数名と先生がグループになって、相談しあったり勉強についてのアドバイスをもらうことができるので、とても心強いです。

 高校と違って、専門的な教科が多いですし、初めて勉強することばかりで最初は戸惑いましたが、将来役立つ授業ばかりで、少しずつ自分の知識が増えていくことに喜びを感じています。

 日々の生活を送る中で、勉強もアルバイトも遊びもサークルも、全てのことを両立することは難しいけれど、今できることを全力で頑張りたいです。学生生活で得た経験は、自分の武器になると思うし、一生の宝物になると思います。 これから、3年生、4年生になるにあたってたくさんのことが待っていますが、1回生の時に初めて実習服を着て病院実習へ行った、不安と緊張が混じりながらもワクワクした気持ちを忘れないように、と心に決めています。

 “自分の夢”が“自分の仕事”になるまで、この大阪府立大学看護学部で充実した日々を送りたいと思います。

看護学部3年生 國崎 景子

 看護以外の世界も見ることのできる総合大学で、またCNSコースがあることにも惹かれて大阪府立大学に入学し、もう3年目になりました。勉強、部活動、アルバイト、ボランティアなど色々な経験をして看護学部にも他学部にも、他大学や学生で無い方々とも多くの出会いがありました。学年があがるたびに、求められるレベルもどんどん上がっていきますが、その都度成長を感じることができとても充実した大学生活を送れているように感じます。幼い頃から人のからだの仕組みに興味があり、母が助産師をしていることもあり看護の授業はずっと勉強したかったことでした。難しくてついていけないのではないか…という不安もありましたが、授業形態の工夫された科目もあり、3年目になっても看護師になりたい!というモチベーションがあがります。もちろん苦手な科目もありますが、みんな頑張っているので学生同士で教え合ったり、先生方にも助けてもらえるので大丈夫です。また大学に入って合気道部に入り、今では可愛い後輩もたくさんできました。

 医療系のキャンパスということで、看護や日常生活で使える体の使い方も身につけられ、他大学の学生、社会に出て頑張られているOBさんたちや、合気道の先生方などたくさんの方と出会え、素敵な経験も多くありました。授業でも部活でも友人たちとの交流でも、良い刺激を毎日受けてわくわくしながら大学生活を送っています。受験時には看護学部だけの大学に行くことも考えましたが、色々な世界で生活し、さまざまな価値観を持つ患者さんと出会う看護師という職業をする上でこんなにたくさんの経験と出会いのある大阪府立大学に入学してほんとに良かったと思います。 大学生でないと経験できないことをたくさん楽しみながら、将来素敵な看護師になるという幼少期からの夢をかなえるためにこれからも励もうと思います。

看護学部4年生 有田 真奈実

 私が大阪府立大学に入学してからあっという間に3年が経ちました。看護学部は他学部と違い、必修科目が多く、課題やグループワークもたくさんあります。キャンパスライフに憧れを抱いて大学に入学した私は、他学部との違いに戸惑いを感じたこともありました。また3年生の基本実習に行くまでは、学校の授業と実際とがどのようにつながっているのかが分からず、この勉強って意味あるのかなと思いながら過ごしていたこともありました。でも基本実習に行き、今まで机上で培ってきた知識はすごく意味あるものだったということ、看護はこんなに深く、楽しいものなのかということが分かりました。確かに知識や技術の面では追いついていない部分がたくさんあり、悔しい思いをすることもありますが、悔しい思いがあるからこそもっとがんばろうと思え、今は少しずつですが分からなかったことが分かるうれしさを感じています。

 また4年生になった今、私は小学生から憧れを抱いていた助産師になるという夢を果たすために、本学の助産師過程で助産師になるための勉強に励んでいます。助産の授業は看護師や保健師になるための授業に+αであるため、毎日が目まぐるしく過ぎ、課題もたくさんあります。でもそんな中で私を支えているものは、助産の授業が楽しいという気持ちです。自分がしたい勉強をできることは、こんなに楽しく幸せなことなんだとうことを実感している毎日です。あと1年間、楽しく勉強することをモットーに、感謝の気持ちを忘れず日々努力していきたいです。

看護学部2年次編入生 野田 瞳

  2年次編入生として入学してからあっという間の3年目(4年生)を迎えることになりました。入学するまでは、現役学生との年齢の差や、何年も勉強から離れていたという不安でいっぱいでしたが、入ってみるとそういった心配は一切ありませんでした。確かに2年次編入生は授業が詰まっており、慣れるまでは大変かもしれませんが、編入生どうしの繋がりは強く、支え合い、私のまわりに今の仲間がいたから、ここまで頑張ってこれたのだと思っています。そして、現役学生も私達、編入生を受け入れてくれ、授業でのグループワークや実習では仲良く助け合い、時には意見し合ったりと、とてもよい関係が築けていることは、私の中での大きな自慢です。また、毎年入学されてくる2年次編入生どうし、4月に歓迎会を兼ねて集まり、縦の繋がりも大切にしています。ともに乗り越える仲間・先輩・後輩として関わることができるのも、この大阪府立大学の特徴だと思います。ここまで書くと、相当大変だと思われるかもしれませんが、春・夏・冬休みは国外問わず旅行をしたり、学校がある時期の休みでも、編入生でBBQをしたり、友人と会ったりと、皆それぞれに楽しんでいます。日々が充実していると勉強もきっと楽しく感じられると思います。

 そして、私は今年、学内の助産コースに進むことができ、12人の仲間と助産師を目指して日々がんばっています。人と接することが大好きで、より深く関わりたいと思った、看護師・助産師を目指した時の気持ちを忘れず、これからも努力していきたいと思います。

平成22年度 学生の声

看護学部1年生 野間 由貴

 私たち、大阪府立大学看護学部平成22年度入学生が入学してから1ヵ月が経ちました。同期の1年生は明るくおもしろい人が多いので、私は幸い初日から気の合う友人ができ、この1ヵ月とても濃く、充実した日々を送ることができました。

 大学では何か新しいことを始めたいと思っており、現在は友人と色々な部活やサークルを見学しています。羽曳野・中百舌鳥キャンパス問わず、どこの先輩も優しく素敵な方達ばかりで、中百舌鳥キャンパスの1年生の友人もたくさんでき、大阪府立大学に入学して本当に良かったと思っています。

 勉学に関しては、どの授業も聞き慣れない単語が多く苦戦していますが、看護師は人の命を扱う仕事なので一つ一つの授業を集中して受けるよう努めています。そして4年後には自信をもって一人一人の患者と向き合える立派な看護師になることを目標にしています。大阪府立大学での貴重な4年間を悔いのないよう過ごしたいです。

看護学部2年生 元山 美耶

 「困った時や相談したい時、それ以外の時でも気軽に研究室に来てくださいね。」

 初めての一人暮らしや、高校とは全く違う雰囲気に戸惑っていた私にとって、アドバイザー教員の先生のその一言はとても温かいものでした。

 高校では既存の授業計画に添っての受動的な学習が多かったと思いますが、大学では必須科目の他に、自分で必要な選択科目を考えてて受講しなければなりません。ですから、学ぼうとする姿勢をもって勉強に望むことが重要だと思います。看護学部では、授業内容について疑問があれば担当の先生にメールや研究室に伺って質問することや、中間・期末アンケートで授業に関する意見や要望を述べる事が可能です。また、実習後にはグループワークの機会が設けられていますので、自分とは違う施設での学びを聞くことや、討論したりすることが自分自身の看護観を築いていく助けになります。

 このように、学ぼうとする意思を後押ししてくれる環境が大阪府立大学看護学部の魅力だと思います。

看護学部3年生 安田 彩

 大学入学から2年が経ち、私は3年生として忙しい毎日を送っています。これまでのような授業形態とは違い、どの授業も技術演習やグループワークが増え、それに合わせて事前課題も多くなりました。求められることがより専門的になり、その度に学年が上がったのだと実感します。茶道部としての活動も3年目に入り、昨年は部長を務め様々なことを経験しました。茶道のことだけでなく、日常生活におけるマナーも学べる茶道部は私を人間的にも成長させてくれたような気がします。

 また少しずつ将来のことも考えるようになり、私は2年生の終わり頃から保健師を志すようになりました。元々は看護師をしている母の影響で看護師になりたいと思うようになりこの学部に入学しましたが、地域看護の講義を受けて地域に住んでいる人々の健康を守る保健師にも魅力を感じました。卒業まで2年となりましたが、今まで以上にしっかりと勉強して立派な保健師になれたらと思います。

 後期からは基本実習が始まりますが、実際の現場に赴くという貴重な経験の中で出来るだけ多くのことを学べるよう日々努力していきたいです。

看護学部4年生 橘谷 祥乃

 この3年間、本当にあっという間に時間が過ぎました。そう感じるのは、この学生生活が充実したものだったからだと思います。

 1年生の頃にサークルに入り、多くの友達や先輩と出会いました。2年生は、授業にサークル活動にアルバイトにとアクティブな毎日で、授業で専門的な知識・技術を習得するのは大変でしたが、この頃より看護学生としての自覚が芽生えました。サークルでは、副部長としてメンバーを支える難しさを感じながらも、みんなで作り上げることの楽しさを知りました。3年生では、専門的な勉強や演習の課題に追われ、日々コツコツと取り組むことの大切さを学びました。実習では、より具体的で専門的な看護の提供を求められ、看護師としての責任感の重さや、学んできた知識や技術の必要性を改めて感じました。辛いことも、自分の不甲斐なさに悔しい思いをすることもありましたが、患者さんの「ありがとう」という言葉や笑顔を原動力に、懸命に取り組むことができました。自分自身に向き合い、他者の価値観に触れる機会が多くあり、少しずつ人間的に成長することができたのではないかと思います。

 私がこの3年間を乗り越えられたのは、同じ目標を持つ仲間たちと支え合い、また先生方や現場の看護師さんの熱心なご指導によりサポートしていただいたおかげであると実感しています。今後もそのことを忘れず、今まで培ってきた経験を活かし、より一層努力していきたいです。

平成21年度 学生の声

看護学部1年生 池田 史織

 私が大阪府立大学看護学部に入学して1ヶ月が経ちました。一生をかける価値ある仕事として中学生の頃に看護の道を志し、入学してきました。高校の時と違い自主性に任されることが多いので最初はとまどうことが多かったですがやっと慣れてきました。思ったより早く友達もでき、楽しい学生生活を過ごしています。

 1年生では水曜日には中百舌鳥キャンパスで授業を受けることになります。一般教養科目で直接看護には関係しませんが、「現代社会と倫理」をはじめとても興味深く受講しています。

 クラブ活動は羽曳野キャンパスの合気道部に入りました。元々武道系に興味があったのですが、できるだけ力を使わず相手の動きを制する合気道は身体の仕組みを授業で習うのとは違った仕方で理解を得る機会になることを教わり、週2回の練習ですが、がんばっていこうと思っています。

 先輩たちからは学年が進むにつれて、授業、実習は大変だとは聞きますが、いまの初心を忘れずに目標に近づけるよう努力したいと思っています。

看護学部2年生 宮城 志帆

 大学生になってから、あっという間に1年が過ぎました。振り返ってみると、とても楽しい1年でした。もちろん大変なこともありました。私にとって一番大変だったことは通学時間の変化でした。高校時よりずっと早く家をでなければならず、学校に行くのが億劫な時期もありました。けれど自分の聴診器をもった日や、新しく友達ができた日、はじめての病院実習など、楽しいこと、嬉しいことが積み重なり、マイナス思考は少しずつ減りました。また、サークルに入って、いろんな学部の人たちとふれあえたこともとてもよかったです。

 勉強については、「解らない、量が多い、進むのはやい!」など問題ばかりでした。「勉強しないと」と気持ちだけ先走って結局できないということが何度もありました。今でもうまくいかないことがたくさんあります。そんな私にとってとても印象的なことが『楽しい』という気持ちです。病院実習で自分の未熟さを感じながら、それでも実習終了後に思ったことは、「楽しかった」でした。それについて看護師さんが「その気持ちが一番大切」と言ってくれました。これから、もっと忙しくなりますが、『楽しい』をみつけて頑張っていきます。

看護学部3年生 木村 絢那

 入学から早2年が経ち、大学生活が板についてきた今、私は充実した3年生の日々を送っています。2年生の終わりの病院実習では患者さんや将来の目標となる看護師さんに出会い、看護師になることを強く意識し、さらに看護学に専念するきっかけとなりました。心身共に立派な看護師になることを目指して、同じ志を持つ仲間や、それを支えてくださる先生方に囲まれて、日々努力しています。また、中百舌鳥キャンパスでの部活動にも参加し、他学部の人たちと交流を持ちながら大好きなバスケットボールを恵まれた環境の中で、楽しくやらせてもらっています。

 4年間の半分を終えた私ですが、本当にあっという間でした。今しかできないことを、後悔のないよう全力で取り組んでいきたいと思います。あと2年の大学生活では、看護学の専門知識の習得や臨地実習などで学ぶべきことが増え、勉強と部活動の両立が難しくなっていくと思いますが、自分らしさを忘れず、頑張ってきたいです。

看護学部4年生 谷脇 広嗣

 この大学に入学してから、いつの間にか3年が過ぎました。この3年間では、「看護とは何か」という基本的なことからさまざまな領域ごとに合わせた専門的な看護などを学び、病院実習を経験する中で、対象者のニーズに合わせた看護を展開してきました。その中でも3年生の後期にあたる基本実習は、自分にとってつらいものでもあり、とてもいい経験になりました。実習の中では、「死」と向き合う機会があったり、出産を通して命の誕生に立ち会ったりと、とても内容の濃い実習だったと思います。こういった経験の中で、患者さんのことを考えて眠れないこともあり、自分の精神的な脆さに気付けたり、人の思いに寄り添うことができている自分に気付けたりと、新たな自分の一面を発見できました。また、自分の看護観や価値観を見つめ直す機会にもなりました。私にとってこの3年間での学びは確実に自分を成長させてくれていると思います。学生生活最後の1年になりますが、この3年間での学びをさらに深められるように最後の実習に臨みたいと思います。そして、1年後の自分が看護師として働いていることを目標にこの1年を頑張りたいと思います。

平成20年度 学生の声

看護学部1年生 山名 香奈江

 私がこの大阪府立大学に入学してはや1ヶ月がたちました。初めてのことばかりの大学生活ですが、毎日充実しています。

 授業は広々としたきれいな校舎で受けます。必修教科はもちろん看護師に必要な知識をたくさん学べるし、選択教科はとても幅広い選択肢から選ぶことができるので、一般教養も身につけることができます。これは私にとってすごく魅力的でした。

 空きコマには大きな図書室で本を閲覧したり、明るい食堂で友達と話したりしながら有意義に過ごしています。また、アドバイザー制度という、先生2人と各学年3〜4人で構成されるグループがあり、学生生活や実習のことなどを気軽にたくさん聞くことができ、とても頼りになります。

 同じ夢を持つ友達をたくさん作り、お互い高め合えるような関係を作り、大勢の先生のもと幅広い知識を身につけ、充実したキャンパスライフを満喫したいと思います。

看護学部2年生 唐澤 里子

 2年生は1年生と比べて専門科目がグッと増え、授業内容も難しくなり、授業やレポートに追われ慌ただしい生活を送っています。1年生の病院実習の際、1人の患者さんを受け持った時に、根拠のある看護援助が行えず自分の不甲斐無さに涙しました。人の命に関わる看護職とは「人の役にたちたい!」という熱い気持ちだけではなく、確かな専門知識に基づいた援助や技術を提供しなければならない専門的な仕事だと実感しました。その確かな知識を身につけられる様、学習は大変ですが目の前の課題を一つ一つ乗り越えていきたいです。

 看護職は特に人と関わる仕事である為、人間性も重要であると思います。ここは総合大学である為、さまざまな学部の教員や学生と交流する事が出来ます。私は茶道部に所属していますが、学園祭の合同茶会では中百舌鳥キャンパスの学生と交流が深まり、他学部の話も聞け価値観が広がりました。価値観が広がる事は、物事を多様な視点から見られるようになり、看護の分野でも役に立つと思います。学習や環境面で整っているこの大学で、これからも充実した学生生活を送りたいと思っています。

看護学部3年生 太田 陽子

 入学して1年が経ちました。私は、2年次編入だったこともあり、昨年度は毎日課題やテスト勉強に追われていました。しかし看護学部には、編入生を始め、今までにいろいろな経験をしてきた人も多く、そんな仲間や、数多くいらっしゃる先生方に支えられながら、とても楽しく充実した日々を送っています。もちろん実習でも、患者さんや、現場の看護師さんから多くのことを学ばせて頂くことができます。勉強している内容も、自分自身の身体や心、そして家族や友達との生活を重ねながら考えていると、とても興味深く感じます。

 忙しい学校生活の中でも、みんなアルバイトやサークル活動などパワフルに過ごしています。私はこの大学に入って、通学の電車の中など、本を読む時間がとても増えました。看護職はいろいろな方と接することが多く、これらの経験はすべて役に立つことだと思うので、専門知識以外の学びも大切にしたいと思っています。これから3、4年生は実習が多くなりますが、机上の学びだけでなく、実践を通して大きく成長したいと思います。

看護学部4年生 尾上 満記

 早いもので、私が入試のための面接を受けてから3年が経ち、4年目に入りました。1年生の頃は一般教養や看護学の基礎を中心に勉強したり、部活動をしたり、大学でできた友達と遊んだりと、充実した日々を過ごしました。2年生では、看護の勉強がより専門的となり、講義が詰まっていたり、テストが多くなったりと大変な思いもしましたが、3年生になって実習にいくと、講義での知識が必要であることを痛感しました。実習では、講義での知識をもとに、必要な看護計画を立て提供したり、実際に患者さんと接することで、講義だけでは習得できない精神的な部分や、個別性のある看護などを展開したりと、今後看護を行う上で重要になると思われることを経験することができました。これから応用実習が始まりますが、これらの経験を活かして実習に臨みたいと思います。また、学生生活最後の一年になるので、残りのキャンパスライフを楽しみたいと思います。

平成19年度学生の声
★☆ ウハハの府大看護学生 ★☆
看護学部1回生 大倉 愛
 入学してまだ日が浅いですが、毎日楽しい大学生活を過ごしています。『看護師になる』という同じ目標を持つ者が集まっているからなのか、同学年の友人、先輩、先生も優しい空気を持つ方ばかりで、とても安心した時間のなかにありながらも刺激しあって、より高い自分の目標に向かって勉強に励んでいます。
 看護学部には、先生2名と各学年から3〜4名が集まって一つのグループを作るアドバイザー制度があります。先日、そのグループでハイキングに行った時、これからの生活においての不安や疑問を先輩や先生に聞くことができました。看護学部は忙しいと聞きますが、話を聞けば聞くほど、早く学びたい、という意欲が湧いてきています。
 その一方で、今は有意義な大学生活の土台を築くためにも、部活やサークルなどを通して、『トモダチの輪』も広げています。めまぐるしく過ぎていく日々が続きますが、遊び心も忘れず、沢山の事を学び、この大阪府立大学で過ごす4年間を、意義ある自分の財産にしていきたいと思っています。


府立大学看護学部に入学して
看護学部1回生 不動 茜
 この大阪府立大学は私にとって、ずっと目標にしていた大学でした。看護師として海外で活躍するという幼いときからの夢を叶えるためには、医療や看護の専門知識だけでなく、幅広い一般教養も必要だと思っていたからです。そして、入学してみてやはりここは、勉強できる環境が揃っているんだと新ためて嬉しくなりました。図書室には沢山の本があり、しかも夜まで開放しているので空き時間や夕方なども勉強することができ、有効に過ごせます。それに、アドバイザー制度というのがあり、これからの学生生活を有意義に過ごすために、とても助かりました。先生や先輩に自分が不安に思っていることや疑問を聞け、しかも優しく丁寧に教えてもらえるので不安なくキャンパスライフを送っています。
 これからの4年間、しっかり勉強して専門知識や技術だけでなく教養も身につけ、人間的にも賢くなりたいと思っています。また、いろいろなクラブ活動などに参加してキャンパスライフを満喫し、さらに「一生の友」となるような友達も沢山つくれたらいいなと思っています。


学校生活について
看護学部3回生 宮崎 藍
 この二年間を振り返ってみると、一回生の頃は比較的自由な時間があったように思います。多くの課題やテストをこなしつつサークル(茶道部)活動をしたり、休みには旅行や車の免許を取ったりと、自分なりにいろいろ楽しんですることが出来ました。一人暮らしを始めたこともあり、今までとはまったく違った環境で、新しく沢山の人達と出会い、自分の世界が広がっていくのを感じました。授業は基本的なことが多く、覚えることが沢山あって大変でした。後期には学内実習があり、短い期間ですが病院実習にも行きました。少しずつ医療の世界と関わっていく中で、物の考え方や感じ方が変わっていったような気がします。
 二回生になると、前期はとにかく授業が多く、毎週のレポート提出、学内実習や演習、テストなど、とても大変でした。授業内容は専門的になり、難しいけれど面白くもなってきました。実技の試験で追試になって悔しい思いをしたり、サークルが忙しかったりでヘトヘトになったりもしましたが、とても充実していた時期でした。後期は、前期に比べると授業もテストも少なく、学内実習も無く、その分少し楽だったように感じます。
 春休みには、二週間の病院実習があり、そこで初めて長い期間、病気と戦っている患者さんや家族の方々と接して、もっと頑張ろうと思うようになりました。先生や看護師さんに注意されたり、自分の未熟さを痛感したりして落ち込むこともありました。しかし、患者さんが喜んでくれたり、回復していく姿を見ていると嬉しくて、もっと患者さんのために何かしたいという気持ちになれました。このとき一緒に実習を経験した友達と話すことで気付いたことも沢山あり、大変だったけれど、頑張った分成長することができたと思います。この大学生活は、私にとって、これまでで一番楽しく、充実しています。今しか出来ないことが沢山あると思うので、看護の勉強はもちろん、これからも積極的にいろんなことに挑戦していきたいと思います。


臨地実習での学び
看護学部4回生 山川千明
 私は、3回生の後期に基本実習へ行きました。事前学習を踏まえて母性(小児・母性)・療養(慢性・急性)・生活(精神・地域・老年・在宅)の8分野に行き、学生一人につき一人の患者様を受け持ちます。この実習は大学での2年半の看護の学びを、初めて長期に亘り実践出来る実習だと思います。私はこの実習で、将来就職したい科を見定めるためにも、多くの分野の中から特に自分の興味の持てる分野を見つけたいと思っていました。どの実習も興味深かったですが、私が最も興味を持った分野は在宅看護でした。病院では、看護師不足で忙しいということもあり、患者様と医療者がゆっくり関わる時間がないのが現状だと思います。一方で在宅では限られた時間ではあっても、質の高い看護を提供しやすい環境にあると感じました。在宅看護では看護師の力量で限られた時間の中で医療の質を濃くすることができると感じました。私は一人暮らしの在宅の患者様の笑顔を見て、在宅看護師への信頼の大きさを感じ、いつかは在宅看護に関わりたいと思いました。4回生の前期には在宅の応用実習が始まります。不安は大きいですが、その人のために何が必要なのか考えながら生活全体を援助出来ればいいなと思っています。
 私は、看護にとって一番大切なことは、「その人を知りたい、その人に何かしたい、助けたい」という気持ちだと思っています。私自身、看護師になりたいと思った理由は、その気持ちからでした。その人に何かしてあげたいのに、何も出来ない自分に不甲斐無さを感じていました。同じような理由で看護師を志望した人は多いのではないでしょうか。私はその気持ちこそ看護の根本だと思っています!もちろん気持ちだけでは何もできません。しかし、その気持ちがあれば、技術や知識は必然的についてくるものだと思っています。これからもその気持ちを忘れずに、その思いを実行出来るようになるためにも多くのことを学んでいきたいと思っています。


平成18年度学生の声
立派な医療従事者を目指します
看護学部1回生 市川 舞  荒川 夏穂
 大阪府立大学看護学部に入学してから早2ヶ月が過ぎました。看護学部が設置された羽曳野キャンパスにも慣れ、毎日を楽しく有意義に過ごしています。私達の学部は9割が女性ですが、少ない男性とも非常に仲が良く、昼休みにはテニスをしたり、一緒にお弁当を食べたりしています。
 5月末に開催される友好祭では、工学部や理学部等がある中百舌鳥キャンパスの人達と合同で模擬店を出したり、実行委員としても活動に取り組んだりして、多くの人達と関り看護学部とは異なる学部の人とも友人になることができました。また、先輩達も良い人ばかりで、友達のように仲良くなることもできます。これから4年間、施設や環境の整ったところで、友人らと協力・励ましあって看護学を学び、立派な医療従事者になりたいと決心しています。
 最後に、来年、素敵な後輩に会えることを願っています。


看護学部2回生 田辺真梨子
 看護学部に入学した当初、私は看護師だけを目指していました。病院で、何らかの怪我や病気を持った人々の力になれたら、と考えていました。しかし、実習で実際の患者さんと接する間に、患者さんはさまざまな不安を抱えていることを知りました。家族のこと、生活のこと、仕事のこと、そしてこれからの自分のこと…。不安を抱えているのは患者さんだけではなく、その家族も同じです。もし、自分の家族や友人が入院したらどれだけ心配で不安な気持ちになるだろうか、できることなら患者さんだけでなく、その周囲の人々の不安も和らげることはできないだろうか、と考えるようになりました。そんな時、ある授業で「保健師は地域の中の潜在的な死を予防する」ということを教わりました。生活習慣病のように、予防できる病気や死を予防すれば、不安な思いをする人々が減るのだと思い、今では保健師を目指すようになりました。2年生の授業は、内容がハードながらもとても充実したものなので、毎回の授業を大切にするよう心がけています。

実習の思い出
看護学部3年生 細川泰子
 私たちは2回生の後期に、2週間実習へ行きました。今回は、はじめて実習期間を通して一人の患者さんを担当しました。そして、その患者さんに対して、自分で考え、計画した看護を、同じグループの友達と話し合ったり、看護師さんや先生の指導を受けながら実践していきました。
 2週間という実習期間の中で、実際に病院へ行って患者さんと接することができたのは6日間で、その期間で十分に患者さんのことを理解し、その人の個別性にあった看護を見出すのはとても難しかったと思います。でも、その短い時間の中で、できるだけ多くの時間患者さんと過ごしたり、家族の方も含めコミュニケーションをとっていると、徐々に患者さんの背景がわかってきて、本当の気持ちなども現してくれるようになり、身体的なことだけではなく、患者さんの内面にある精神的な部分も見えてきて、この患者さんに、どんな看護が必要なのか、何を必要としているのか、だんだんとはっきりしてきました。
 何をしたらいいのか、迷ったり、悩んだりもして、辛いこともたくさんあったけど、担当の看護師さんや先生にアドバイスをもらったり、同じグループの友達と話し合って、お互い一緒になって考えて、自分だけでは気づかなかったことに気づき、患者さんについての理解も深めることができ、とても前向きに実習に取り組めたと思います。
 最終日に、受け持ちの患者さんに最後のあいさつへ行った時には、握手をして、「ありがとう、ありがとう。」と言ってくれ、お互い涙が止まりませんでした。看護師は、患者さんに必要な看護を提供するだけじゃなく、精神的な部分の支えも行っていかなければなりませんが、私は今回の実習で、患者さんから多くのことを学び、たくさんの笑顔と元気をもらった気がします。この笑顔と元気を忘れずに、これからも看護師という夢へ向かって頑張っていこうと改めて思いました。


大学院イニシアティブ第2回国際シンポジウムにおいてお茶会を開催して
大阪府立羽曳野キャンパス茶道部 西嶋奈未 宮崎藍 藤本藍奈
平池清香 真砂晴乃 猪子綾菜 辻阪真希子
顧問 末原紀美代
 2006年9月17日大学院イニシアティブ第2回国際シンポジウムが国際交流センターにおいて開催されました。そのシンポジウムにおいて日本文化を紹介し、かつタイ王国王立マヒドン大学看護学部の先生方を歓迎するお茶会を催しました。この企画は、会場の大阪国際センターに「鴻臚庵」という古代の迎賓館の名をもつお茶室があったことから茶道部にお話を頂きました。
 タイ王国からの先生方をお招きするということで、双方の縁を願いまして薄茶は京都一保堂の「縁の白(えにしのしろ)」を、お菓子は日本の四季を感じて頂ければと帝塚山福寿堂の和三盆の「干菓子」・たねや製の「栗饅頭」と致しました。また、お床には、茶道の心である「和敬静寂」を、お花は鶴首に「季節の花:リンドウ・ケイトウ等」、お香は「沈香」をしつらえました。
 お席には、Kobkul Phancharoenworakul学部長をはじめタイ王国の皆様方、南努大阪府立大学長もお越し頂き、計64名もの方がご参席下さいました。タイ王国の皆様方は、お抹茶は初めての体験のようでしたが、お菓子と共に大変喜んで頂けたように思われました。
 このような貴重な機会をお与え下さいましたことを光栄に思い、開催に際してご尽力下さいました先生方に御礼を申し上げると共に、心より感謝いたします。部員一同、今後益々精進したいと思っています。




大学生活を振り返って
看護学部4回生 喜田 雅彦
 「誰かの力になりたい。そのために看護師になろうと思いました。」推薦入試の面接でそんなことを言っていたような気がする。実際、そうじゃなかった。誰かのためでなく、自分のため。看護学部に来たのは半分好奇心だった。会う人いろんな人に聞かれる。何で看護師になろうと思ったの?と。聞かれるたびに適当なことをいってごまかしているような気がする。自分の中に答えなんてない。それでも今ぼくはこの大学にいることに後悔していない。それはたくさんの尊敬できる人たちに出会えたからだ。看護を学ぶ中で少しずつ、自分が人として大きくなっているのがわかる。これからも自分に関わる人たちとの出会いを大切にしていきたいと思う。

夢は叶えるもの
看護学部3回生(2年次編入生) 水野 久美
 「看護師になりたいんです!」と、かかりつけの小児科医に相談したのがきっかけでした。その医師の知人で看護教育に造詣の深い方から看護全般についてお話をうかがう機会があり、さらに意欲を燃やしていたところ、本学の第1回学士編入試験の実施を知ったのでした。仕事を辞めての思い切ったチャレンジでしたが、大変幸運なことに第1回2年次編入生として入学し、はや1年が経ちました。
 振り返ると、かなりタイトなカリキュラムで怒涛のような日々でした。何度くじけそうになったかわかりませんが、編入生の仲間や学部のみんなに支えられた1年でもありました。お蔭様で無事3年生に進級できました。素晴らしい出会いに導かれ、今このキャンパスにいます。夢はみるものではなく、叶えるもの。そう信じて看護師を志しています。




私にとっての看護
看護学部2回生 松本 久仁子
 私にとっての看護とは?この問いの答えは、まだ私の中に明確にはありません。だけれど、1年間この大学で学んできて、少しずつ見えてきたような気がします。
 私が「看護とは」を深く考えるようになったきっかけは、何度かの病院実習です。実際、自分が看護者の立場で患者さんの前に立つということは、あらゆる面でとてもハードな経験でした。だけれどもそうやって患者さんと向き合うと、「今の自分にできる看護とは何だろう」と否が応でも考えるようになりました。そうして見つけた今、私が思う看護とは、「患者さんがその時々に一番必要とされている事を、かなえて手助けをすること」です。これは、私が去年1年間の実習や講義を通して見つけた答えです。だから、2回生、3回生、4回生となっていく中で、様々なことを経験し、その度ごとに、この答えをより深めていけたら良いなと思っています。


実習の思い出
看護学部8期生 野島 香織
 2回生の実習で行った病院で、患者さんを初めて担当させて頂きました。ほとんど自分できる患者さんでしたので、私は何をしたら良いものか悩みつつ、指の協調運動のリハビリのために毎日二人で鶴を折っていました。実習の最終日、いつものように折った鶴の中で一番良くできたものに、患者さんは、ご自分の名前を書いて、「ありがとう。いい看護師さんになってね」と云って、私にプレゼントされました。ほとんどできなかった私の思いとは反対に、本当に嬉しく思い感激しました。4回生になったとき、私の実習名札の中には、その折鶴が入っていました。実習では、私が何かするのではなく、毎日出会った患者さんから「いい看護師さん、保健師さんになってね」と激励されているように改めて感じています。



卒業生の声

卒業生の声(看護師)平成21年度卒業生 中西 亜留務

 大阪府立大学看護学部で4年間という、長いようで短い大学生生活を送りました。看護学生としての生活は、沢山の講義やグループワーク、実習や研究と、医療者としての様々な知識・技術を学ぶ必要があり、決して平坦ではない、山あり谷ありのハードな生活でした。しかし逆にその分「楽しめることはとことん楽しんでやる」と心に決め、4年間ともサークル活動に精を出しました。

 その中で様々な人(先生は勿論、学部やサークルの先輩、同輩、後輩、実習指導者さんや患者さん)に出会い、様々な、その時期にしか出来ない経験を得る事ができました。勿論看護学生生活の中には辛かったり、逃げ出したくなったりするようなことはありましたが、沢山の『縁』がしっかりと繋ぎ止めてくれ、「最後までやり遂げて良かった」と思いながら卒業することができました。今でもお世話になった先生方には相談から世間話までさせていただいていますし、先輩、同輩、後輩と遊んだり語り合ったり、学生の時の実習指導者さんと同じ病棟で意見を交わしあいながら働いていたりします。

 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターの小児科で看護師として働き始め早くも4年目となりました。学生時代の出会いや経験は今でも大切にしていますし、『縁』の大切さをしみじみ感じながら、それらを糧に仕事をしています。おかげで職場での人間関係にも恵まれ、大学時代に楽しみ抜いたサークル活動の延長で、院内の演奏会を企画するなど、日々「楽しめることはとことん楽しんで」仕事をしています。

卒業生の声(助産師)平成21年度卒業生 高橋 亜季 

 私の大学生活は、いろんな人と出会い、たくさんのことが学べた、とても充実した4年間でした。思い出はたくさんありますが、やはり一番思い出に残っているのは、実習です。私は、看護の実習でも助産の実習でも、できないことが悔しくてよく泣きました。その度に、的確にアドバイスをしてくれる先生方や支えてくれる実習仲間がいて、自分の不安や悩みが解消でき、どう患者さんと向き合えばいいかを考えることができ、実習を乗り越えることができました。また、実習以外にも、サークルや学祭の団体に入って活動したり、アルバイトをしたり、旅行に行ったりといろんな場所で様々な考えを持った人と出会うことで、自分の視野も広がり、毎日楽しく過ごすことができました。この4年間で得た経験、学びが今の私を作ってくれていて、ここで学べて本当によかったと感じています。

 私は今、大阪府立母子保健総合医療センターで助産師として働いていて、主に入院中の妊産婦さんへの看護やお産の介助をしています。まだまだ学ぶことの多い毎日ですが、大学で学んだことを活かして、妊娠・出産・育児という重要なライフイベントの時期に自分が関わらせてもらっていることをもっと意識して日々働いていきたいと思います。

卒業生の声(保健師)平成19年度卒業生 山本 聖子

 私は今、京都市で保健師をしています。入学当初は看護師志望でしたが、地域看護学を学ぶ中で保健師に興味を持ち、実習を通して強く憧れ、保健師への道を選びました。

 保健師の魅力の一つは、個人・家族・地域を看護の対象にできることです。地域看護学を通して私は、個人だけでなく、取り巻く環境にも働きかけ、個人の可能性を最大限に引き出すことも看護のひとつだと気付きました。そして、保健所や保健センターでの地域看護学実習では、先生方が私たちの考えを尊重し、多くのことにチャレンジできるよう指導・配慮して下さり、保健師の個人・集団どちらにも柔軟にアプローチする姿に、地域全体を活性化させる役割を実感しましたし、同時に、住民と共に地域を作っていく楽しさを学びました。

 また、自治体の保健師になるには、公務員試験を受けなければなりません。この対策は辛いものでしたが、地域看護学の先生方が、採用情報の提供や模擬面接等、サポートして下さり、くじけそうな時いつも支えられていました。

卒業生の声(看護師)平成18年度卒業生 藤本 藍奈

 学生時代の思い出は数多くありますが、学生生活の中で勉強に実習、部活動、友人やたくさんの方との出会いがありました。講義や実習を通して看護の知識と技術を基礎から学び、看護師だけでなく保健師や助産師の仕事ついても学ぶことができました。また、学んだことを実習で実践することにより、より深く理解でき、現場での実際を知ることができました。講義や実習を行うことで、先生方との距離が近くなることもあり、看護のことだけでなく悩みや不安に思っていることの相談がしやすく、先生方からその時々に合った適切なアドバイスを得られました。また、私は部活動やサークルに所属していたため、看護の勉強だけでなく部活生活も楽しみました。大学に入学してから出会った友人はもちろんのこと、友好祭・杏樹祭を中心に、学外の学生やたくさんの人とも出会いました。

 4年間で様々な経験をし、自分の進路や将来を考えることができたと思います。現在、私は大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターで看護師として働いていますが、学生時代の経験は、何事にも変えがたい私の大切な財産であり、今の私の原動力になっています。

卒業生の声(助産師)平成18年度卒業生 荒川 真由美

 私は大阪労災病院の産婦人科で助産師として働いていて、お産の介助、産婦人科の患者や新生児の看護ケアを行っています。

 大学生活では、よく泣きました。自分の知識や技術がなくて、悔しくて流す涙もありましたが、患者さんから「ありがとう」と言われた時の涙や、家族で支えあってお産を迎えられている姿に感動した涙もたくさんありました。授業や実習で大変なこともありましたが、今までになく、自分が「生きてる!」と実感できる中身の濃い4年間でした。

 今、赤ちゃんが誕生した時に家族で喜ぶ姿を見ると嬉しくてたまらなくなります。そんな充実して、楽しく働く日々を過ごせるのも、知識や技術だけでなく、物事の考え方まで熱心に教えて下さった先生方や、いつも支えてくれて、時にはいい刺激になってくれる仲間がいて、助産の勉強をしてこれたからだと思います。この大学に出会えて、私は幸せ者です。

卒業生の声(保健師)平成15年度卒業生 森(旧姓渡部) 公恵

 地域看護学臨地実習で、私は八尾市に行きました。保健所と保健センターの両方へ行きましたが、実習テーマの関係で保健センターでの活動が多く、保健センターからの訪問に同伴させていただきました。そこで、ある保健師さんとの出会いが私の進路を変えるきっかけとなったことがとても心に残っています。外国人母子への訪問で、その保健師さんとお母さんとの国境を越えた関係のつながり、お母さんの保健師さんへの信頼の強さが感じられました。何より仕事を楽しんでいてきらきらとしている保健師さんの姿に感銘を受けました。

 地域の実習は地域で生活している方と接する機会が多く、生活を含めてケアしていくことの大切さとその面白さを感じることができました。その保健師さんに訪問計画や訪問での指導を通じて話す機会が多く、話をしていく中で「渡部さん保健師になったら?」という一言がとても嬉しくて、看護師志望であった私は考えた末に保健師へと進路変更しました。これまでの他の領域での実習も通しての決断でしたが、この一言が今の私に影響を与えたことは間違いありません。その後、運よく八尾市に採用され、3年間はその保健師さんとも一緒に働き保健師として5年目を迎えました。日々学びながら、保健師としてきらきらできるように楽しく働いています。実習での対象者・患者さんとだけでなく、看護師・保健師さんとの出会いや関わりは、進路や今後の看護活動に大きく影響すると思いますので大切にしてほしいです。


進路を変えた出会い
7期生 渡部 公恵
 地域看護学臨地実習で、八尾市に行き、ある保健師さんとの出会いが私の進路を変えたことが一番心に残っています。私は看護師志望でしたが、実習が想像以上に楽しかったことと、「渡部さん保健師になったら?」の一言が嬉しくて保健師へと進路変更しました。運良く八尾市に採用され今は楽しく働いています。実習での出会いや体験は卒業後に大きく影響すると思います。

言葉、文化の壁を超えて、看護師に
5期生留学生OB 看護師 朱 香群
 大阪府立看護大学は日本の看護大学の中で比較的早くできた大学で、教育施設や教育内容なども充分に整っています。看護職は特別の資格を必要とする職業なので、他の大学と違って外国人留学生は非常に少ないです。また、言葉や習慣などが全く違う中で、他の日本人学生以上に努力しなければ勉強にはとても追い付きません。幸い、先生の親切な教えと同級生たちの暖かい協力のお陰で、看護知識をつけ卒業することができ、国家試験を一回でパスし、日本の病院に就職できました。本当に先生方をはじめ看護大学の皆様に感謝しております。
卒業生の声(助産師)
2期生 崎山 すずな
 私は、大阪府立母子保健総合医療センターの助産師として勤務しています。
現在は分娩部で勤務しているため、主に出産の介助や新生児のケアなどを行っています。また、妊婦さんへの保健指導・両親学級なども行っています。
 大学での4年間は、講義、実習、研究と内容も豊富で、卒業後すぐに国家試験があり、実習と実習記録、試験に追われているような毎日でした。考えていた以上に大変で、初めてのことで衝撃が大きく、悩むことも少なくありませんでした。そんな時、先生は豊富な教養と経験で私を導いてくださいました。また、ともに頑張ってきた同級生がいたからこそ乗り越えられたのだと思います。
 出産の場面に立ち会わせていただくことは、幸福のおすそ分けをいただいているようで、幸せな仕事だなといつも思います。しかし、母子の安全を守る上で、非常に責任の重い仕事でもあります。大学での4年間の勉強はとても大変なものですが、その経験があったからこそ、ケアを安全に行え、産婦さんとその家族の笑顔をみることができるのだと思います。
 とはいえ、助産師としてはまだまだ未熟であり、日々産婦さんから勉強させていただいています。これからも助産師として日々精進していきたいと思います。

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