教育活動
担当している主な科目は次の通りです。
- 学部
- 情報基礎 AII ,疫学,保健統計学,医療環境と看護,総合研究
- 大学院(前期)
- 調査研究処理法 I ,看護情報学特論I・II ,看護情報学演習 I・II
- 大学院(後期)
- 看護学研究方法論,看護技術・情報学特論,看護技術・情報学演習
前期課程の看護情報学特論Iと特論IIは他専攻の長期履修生も受講できるように,土曜日に開講しています。
研究活動
近年,地球温暖化との関連も一部では指摘されていますが,関西では夏期(6月~9月)に非常に高温となる日がみられ,特に適応能力の低下した高齢者や基礎疾患を持つ患者さんに対する健康影響が懸念されているところです。これまでも気温と死亡などの関連は数多く研究されていますが,AMeDASなどの外気温データを使用していて実際の曝露状況を反映しているわけではありませんので,生態学的錯誤の問題が考えられます。
このことを考慮して,呼吸器疾患を持つ患者さんのご自宅に温度湿度センサーを設置させていただいて,実際の曝露状況とQOL(酸素飽和度などの客観的なデータと息苦しさなどの主観的なデータ)との関連を解析しています(平成22-24年度科学研究費補助金・基盤研究:呼吸不全患者の増悪およびQOL低下に関連する気象要因)。
学生へのメッセージ
看護情報学専攻(博士前期課程)を検討されている方へ
- 看護・医療情報システムという観点からは,医療施設における看護職・医療職とシステムエンジニアなどの情報技術職との間の「通訳」ができるようになれば良いと考えています。1年生の前期には,ITパスポート試験(以前は初級シスアド試験)に合格できるように,情報の基礎から勉強してもらいます。
- 修士論文は看護業務の数量化・見える化という観点からのテーマが多くなっています。