1 養液の処方を選択する。 |
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2 処方全体の倍率を決める |
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3 各成分毎の倍率を決める |
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4 重炭酸補正に用いるリン酸と硝酸の比率を決める |
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5 単肥の純度に変更があれば入力する |
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6 パターン1〜3のボタンを押し、自動計算させる |
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7 各単肥横のバーを動かして微調整を行う |
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8 画面の補足説明 |
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その他関連する項目 |
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処方例作成 |
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肥料データ |
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処方データ |
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図1 処方例選択の場所 |
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今回使用する処方例は画面中央上側にあります(図1)。 ▼をクリックしてリストを開き、目標の処方を選択します(図2)。 処方例を自作し、登録しておけば、ここで選択できます。 |
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処方例に対する倍率を変更する場所は画面右上側にあります。 |
<注意>
・通常、「1倍」が公表されている通常の処方の濃度ですが、調整後の養液の倍率を変更したときは注意すべき点があります。
例えば大塚A処方は通常EC2.6設定ですが、これをECセンサーの設定により1.3で使用することも出来ます。
ただし、微量要素濃度も半分になりますので、欠乏症が発生する可能性があります。
逆に、EC1.3で調整した大塚A処方をEC2.6で使用する場合、原水の重炭酸補正をしている分のリン酸や硝酸が
倍量投入されることになり、pH低下の恐れがあります。
調整後の養液の倍率を変更させるのではなく、調整時に倍率を変更しておく方が無難です。
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▼を押すと各成分毎に倍率を0〜2の間で変更することが出来ます。 |
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画面の右上にあります。 |
・重炭酸濃度は原水分析結果入力の時に入力した数値が使われます。 |
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画面の右側部分にあります。 ここで「成分量」と「純度」の違いに注意が必要です。成分量とは例えば「Ca(NO3)2・4H2O」の中の「NO3」または「Ca」の量(割合)を指し、「純度」とは例えば20Kg袋で「Ca(NO3)2・4H2O」の割合を示し通常97〜98%程度を示します(誤差の範囲なので標準は純度100%としてます)。 純度の場合ほとんどが95%以上であるので、95〜100%の間は%の画面表示が「緑色」ですが、 |
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純度を変更した場合、セルの色が変わりますので、うっかりミスが防げます。 |
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丸で囲った部分にある赤い三角形の表示があるセルにマウスポインターを移動させると各セルのコメントが表示されます。 |
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各単肥のセルの場合は化学式が表示されますので、参考にしてください。 |
なお、多量要素の画面での硝酸カルシウム(1)はCa(NO3)・4H2Oで、(2)は5Ca(NO3)2・NH4NO3・10H2Oです。「自動計算」では(2)を
選択しています。これは、(2)の方が吸湿性がなく扱いやすいため、単肥配合では(2)の方が主流になりつつあるためです。
但し、硝酸カリ(KNO3)は、両方のタンクで溶かして使用するので、画面上は2号タンクになっていますが、印刷時には1、2号とも両方に入ります。
(注)この画面上にない肥料を使用することは出来ません。
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・画面左側にあるボタンを押すと、自動的に目標値に応じて単肥を 3パターンで組み合わせを行います。 ・完全に100%にはなりませんので、手動調整も必要になります。 |
オート1:リン酸1アンモニウムを優先使用
オート2:第1リン酸カリを優先使用
オート3:オート1のアレンジタイプ
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さらに目標値に近づけたい場合は、左図にあるルーラーを操作しますが、あまり調整しすぎると使用肥料が多くなり、調製が煩雑になります。 |
(注1)溶解度では、硫酸カリが一番溶けにくく、硫酸根(SO4)濃度を下げる意味でも、カリは「硝酸カリ」を主体にした方が望ましいです。
(注2)硫酸根濃度は通常、硫酸マグネシウムだけで十分です。原水に多く含まれている場合(1me/g以上)は、硝酸マグネシム(Mg(NO3)2・6H2O)も使って最終的にSO4が適量になるように調整します。但し、硝酸マグネシウムはややコスト高となります。
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この数値は基礎データから取得していますので、この画面では変更しないで下さい。 |
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月日及び時間は最後に自動計算をしたときのものが入ります。 |
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それぞれのデータは肥料データとして登録されています。変更は肥料データ画面で行えます。 |
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最終的に調整される養液の推定EC値です。原水の値も計算に入れています。 |
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各成分の目標に対する充足比です。現在の所、90%未満で「少」、110%以上で「多」と |
各資材について、使用量と溶解量の割合をチェックしています。
溶解量の50〜70%で黄色、70〜100%はオレンジ色、100%以上は赤色の警告が出ます。