第21回日本小児消化管感染症・免疫アレルギー研究会

当番世話人挨拶

第21回日本小児消化管感染症研究会
当番世話人 山﨑 伸二
(大阪公立大学大学院・獣医学研究科)

 この度、第21回日本小児消化管感染症・免疫アレルギー研究会の当番世話人を拝命いたしました。これまで伝統ある「日本小児消化管感染症研究会」が新たに「日本小児消化管感染症・免疫アレルギー研究会」となり、その記念すべき第1回目の研究会の当番世話人務めさせていただけますことを大変光栄に思っております。また、今回このような機会を賜りました本研究会の代表世話人、兵庫医科大学小児科奥田真珠美先生をはじめ役員の諸先生に厚くお礼申し上げます。

 本研究会は、田中智之先生、田尻 仁先生を中心に2005年3月大阪にて、「日本小児消化管感染症研究会」として発足し、消化管感染症の基礎・臨床研究を目的に歩んでまいりました。小生も第5回の開催時に当時当番会長を務められていた大阪府立母子総合医療センターの位田忍先生にお誘いを受け、初めて参加させていただきました。特に第7回の本研究会以降は(奥田真珠美先生 [兵庫医科大学ささやま医療センター小児科] が当番会長)世話人に加えていただき今日に至っています。

 小生は竹田美文先生(元国立感染研所長)のご指導の下、大学院生の頃より腸管出血性大腸菌の基礎研究を行ってきましたが、臨床の現場で多くの子ども達の病気と真摯に向き合われている小児科医の先生のご発表は非常に新鮮であり、多くのことを学ばせていただいてきました。この度、本研究会が「免疫アレルギー」を含む領域へ拡大した節目で基礎研究を行っている小生が当番世話人という重責を仰せつかり、身の引き締まる思いです。今回の特別講演では「薬剤耐性菌」、「腸内細菌」をキーワードに2名の著名な先生にご講演いただく予定です。今回の研究会のテーマを「基礎と臨床の橋渡し」とし、本研究会が基礎研究と臨床を繋げる場として臨床の先生方の緒問題解決の一助となるよう全力を尽くして参ります。

 会場は大阪の中心地、難波に位置する大阪公立大学のI-siteなんばです。日本全国からご参加いただけるよう新大阪駅や伊丹空港から約30分でお越しいただけ、関西空港からのアクセスも良好な会場です。多くの皆様にご参加いただき、ご満足いただけるような研究会を目指します。研究会の成功に向け皆様のご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

2024年11月吉日