大阪府立大学看護学部/看護学研究科 English Japanese
大阪府立大学看護学部/看護学研究科
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メッセージ

学生の声

〈看護学類2年生〉近谷 優佳

 本学に入学して1年が経ち、早くも2年目を迎えました。振り返ると、自宅から片道約2時間の通学、大学での講義や課題など何もかもが初めてのことばかりで、はじめは慣れないこともありましたが、それと同時に、私にとってこの1年は今までにない「出会い」の年になったと感じています。同年代だけに留まらない、老若男女さまざまな人々との出会いは私の人に対する関心をいっそう強めてくれたと思います。

 また、専門科目の解剖生理学や看護学概論、カウンセリング論や、教養科目の心理学、健康スポーツ科学演習、さらに、夏休みに行われた基礎看護学実習など、さまざまな科目からの学びを通じ、身体的、社会的側面から人間や看護について考える力が少しずつ身に付いてきたと実感しています。同時に、私の世界観を広げてくれ、私を成長させてくれたこの1年の多くの出会いがいかに大切なものであるかということを感じながら、看護職を目指す仲間と充実した楽しい大学生活を送っています。

 これから3年間、本学で看護を学んでいきますが、知識や技術の習得だけでなく、さまざまな人々との出会いを大切に、人に関心を持ち続け、目標とする看護師像へと一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

〈看護学類3年生〉山口 祥穂

 大阪府立大学に入学してから、私は非常に多くのことを学びました。授業は徐々に専門的な内容が増えて難しくなってきますが、先生方の丁寧な指導により、講義だけでなく演習や実習を通して、看護に対する確かな知識を身に付けることができます。さらに、自ら文献を検索して読むなど、自分の学習の仕方次第で学びが深まっていることを日々実感しています。同じ境遇である学類の友達は切瑳琢磨し合える存在なので、お互いの考えをディスカッシヨンするなど、私の大きな支えとなっています。生活面では、一人暮らしをしているのですが、身の回りのことを自分で行うことで、順序良く効率を考えて生活する力が身に付きました。学外活動では、特にボランティア活動に力を入れています。普段の学生生活ではあまり関わることのない、地域の子どもや高齢者、障がいを持った方と接することによって、自分の看護に対する関心や知見を深めることができ、視野が広がりました。また、様々な考え方や温かい人柄に触れることによって、相手から学び、また自分の至らない点に気づくことができるなど、多くの刺激を受けています。人と関わる中で得られたことには温かみがあり、私の心の中にずっと留まり続けています。

 2年生後期の病棟実習では、初めて受け持たせていただいた患者さんから「ありがとう」と笑顔で言葉をかけていただきました。多くの人に笑顔になってほしい、その助けがしたいと思ったのがこの道に進んだきっかけであったため、嬉しさを感じると共に、もっと成長したいという意欲にも繋がりました。

 3年生後期からは、本格的な病棟実習が始まります。初心を忘れず、私が今までに出会った人、今後出会う人との関わりを大切にして、多くのことを吸収し、理想とする看護職者像に一歩でも近づけるよう、自分なりに努力していきたいと思います。

〈看護学部4年生〉宇根崎 実緒

 大学に入学して早くも3年が過ぎ、いよいよ最終学年となりました。入学時にあんなに大人に見えた先輩方と同学年になるとは、不思議な気分です。

 今まで、専門的な知識を学んだり高齢者のお宅訪問ボランティアに参加したりしながらも日常にメリハリをつけ、サークルやバイト等を楽しみながら日々を過ごすことができました。サークルは中百舌鳥キャンパスのスポーツサークル、羽曳野キャンパスの軽音楽部に所属しています。看護学部だけでなく様々な他学部とのつながりができ、とても充実したキャンパスライフを送ることができたと思います。

 そして、3年生後期より、看護師、保健師、助産師、養護教諭と、職種は違えど同じ医療職を目指す仲間たちと助け合いながら、臨地実習に出ています。思うようにいかず悩み苦しむこともありますが、1年生、2年生、3年生前期で学んだ知識や技術を活かすことができるとやりがいを感じ、また、患者さんや家族、指導者さんとの一期一会の出会いから多くを学ぶことができています。学生のうちから看護・生死・人生観を深く見つめなおすことができる機会があることは、看護学部の魅力の一つだと思います。

 今後は、私の夢である保健師になるために、実習や研究をすすめながらも公務員試験・就職活動に精を出し、国家試験に臨むことになります。これまでの4年間で最も変動の激しい1年になるかと思いますが、最後まで決して諦めず、努力を続けたいです。

〈看護学類2年次編入生〉赤松 芙美

 大阪府立大学に入学してからあっという聞に1年が経ちました。私は社会人を経て編入生として入学しました。当初は、年齢の離れた学生と一緒に授業を受けることに不安を抱えていましたが、授業でのグループワークを通して助けてもらうことも多く、また様々な経験のある編入生とも出会うことができました。編入生は3年間で卒業できますが、その分科目数が多くなるため、はじめは授業についていくことや課題に追われて目の前のことをこなすことに精一杯でした。大阪府立大学の魅力は、先生との距離が近いことだと思います。授業で分からないことがあってもすぐに質問できます。また、アドバイザー制度というものがあり、様々な学年の人達と交流できる機会があるので、実習や学生生活について色々と教えてもらうことができます。入学当初は特に、この制度があってとても助かりました。

 将来の進路においては看護師をはじめ、選択制の保健師、助産師のカリキユラムがあるので、選択の幅も広がります。また、様々なボランティア制度もあり、将来の為に良い勉強になると思います。私も去年は災害訓練のボランティアやふれあい病院探検隊に参加するなど可能なかぎり積極的にチャレンジしました。もう一度大学に入るという決断はとても勇気がいりましたが、沢山の出会いや様々な経験をすることができ、忙しいながらも充実した毎日を送っています。これからも、支えてくれる家族や友人に感謝して目標に向かって頑張ろうと思います。

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卒業生の声

卒業生の声〈看護師〉平成22年度卒業生 大星 海

 僕は今、大阪府立成人病センターで看護師として働き、主に手術を受ける患者さんに看護を提供しています。時々実習に来る大阪府立大学の看護学生を見ながら、学生時代を思い出し、もう少し真面目に勉強していればよかったなどと思うこともあります。しかし、そう感じるほど、学生時代に受けた様々な講義や実習の経験は、臨床の場において自分の大きな力になっていると感じています。働き始めて3年が経とうとしている現在も、まだまだ学ぶことが多いですが、自分の学びを看護に活かすことができた時の喜びは、仕事の楽しさ、やりがいにつながっていると思います。また今年はプリセプターという新人指導の立場でもあるため、自分の看護を見つめ直しながら、新人看護師と一緒に自分の看護の質も高められるよう日々努力しています。

 大阪府立大学で看護学生として過ごした4年聞は、本当にあっという間でとても充実した学生生活を過ごせていたと思います。日々の講義の課題や学習はもちろん、実習中は記録に追われるなど大変な時期ももちろんありましたが、学業が大変な分、遊ぶ時はしっかり遊んでオンとオフをしっかりとつけるようにしていました。社会人として働いている今でもその姿勢は崩さずに、仕事終わりや休みの日はよく学生時代の同級生と遊んだりしています。そうしてエネルギーを充電し、また日々の看護に取り組むようにしています。

卒業生の声〈助産師〉平成22年度卒業生 有田 真奈美

 私は、小さい頃から助産師という職業に憧れ大阪府立大学に入学しました。思い返してみると大学生活はあっという聞の4年間でした。忙しさの中にも、楽しさのある充実した毎目だったと思います。4回生では念願の助産科目の履修をすることができました。そこで講義を担当して下さった先生に教えてもらった「心ここにあらざれば見えども見えず、聞けども聞けず」という言葉がとても印象に残っています。これは1例1例の実習を大切に、目的を持って集中して取り組めば、たとえ例数が少なくても上達するという意味合いが込められているとのことでした。何事も経験や例数を重ねることが大切と考えていた私にとって、この言葉を聞いた時には発見と驚きがありました。しかし、目的や目標を明確にせずに取り組むより、それらをしっかり掲げ、講義や実習に取り組む方が気づきが多いことを学びました。また、掲げた目的や目標が達成されたか必ず振り返り、今の自分に何ができて、何ができないのか把握すること、それを次に生かすことの大切さを学びました。

 私は今、神奈川県の湘南鎌倉総合病院で助産師として働いています。社会人になると、受け持ちの対象者も増え、時間内に仕事を終わらせなければなりません。場合によっては、対象者とじっくり関わることができない日もありますが、そのような時こそ1日の目標を持つことや行った看護の振り返りを大切にし、産婦さんが本来持っている産む力や、赤ちゃんが産まれようとする力を最大限引き出すことができるような助産師になれるよう頑張りたいと思います。

卒業生の声(保健師)平成22年度卒業生 墨屋 愛

 私は今、豊中市で母子保健担当の保健師をしています。大学2回生の夏より藤井寺保健所主催の喫煙防止教育ボランティアに参加し、地域の方々に予防を働きかける必要性を感じ、また生き生きと地域の方々と関わる保健師の姿に憧れ、保健師の道を目指すことを決めました。ボランティアでは仲間と意見を出し合いながら健康教育のシナリオや媒体を作成し、日々助け合いながら楽しく活動することができ、看護職者としてとても大切であるチームワークを学ぶことができました。この経験は私にとって大きな自信となっており、今の私の原動力となっています。

 保健師を目指すにあたって、公務員試験を乗り越えることは私にとって大きな壁となりました。悔しい思いを抱えるときもありましたし、本当に保健師になれるのだろうかと不安を感じるときもありました。しかし、地域看護学の先生方はいつもそばで支えてくださり、何度も面接の練習に付き合ってくださいました。また学生時代に地域にたくさん出る機会を与えてくださり、貴重な経験をさせていただきました。地域看護学の先生方には本当に感謝しています。

 今、地域には様々な悩みや困難を抱えた方々がたくさんいらっしゃいます。中には、周りに助けを求めることができず、孤立せざるを得ない方々もいらっしゃいます。そのような方々を誠意をもってあたたかく支援し、その方々の力を引き出せるよう保健師として今後も取り組んでいきたいと考えます。

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